【背景】
忘八は、女郎屋の主人だけでなく、吉原に通う男性達すべてを指す言葉でもありました。
江戸時代は儒教が大切にされており、儒教の考え方に沿った生活をすることが求められていました。
女郎を抱えて客を取らせることを商売としていた女郎屋の主人は、儒教的な倫理観に反するとされ、非難の対象になりました。
※2
これは人として大切な八つの徳を忘れ去ったことに由来します。 八つの徳とは仁(じん)・義(ぎ)・礼(れい)・智(ち)・信(しん)・孝(こう)・悌(てい)・忠(ちゅう)。
いま現在はどうだろうか?
南総里見八犬伝に出てくるような仁(じん)・義(ぎ)・礼(れい)・智(ち)・忠(ちゅう)・信(しん)・孝(こう)・悌(てい)が今でも通用するのか?
儒教的な倫理観がいまでも生き残っているのか?
という問いとなる。
そんなの時代遅れ、いまではそんなものは皆無と云われても仕方がないのではないだろうか。
ソロ化社会であり、競争の激しい社会ですから、義理人情なんてありゃしない。
八つの徳を忘れたとして、忘八とされていますが、いま現在は、死語となっているのでは?
亡八
読み方:クツワ(kutsuwa)
遊女屋、またその主人の異称。
強蔵
精力の強い男性のことを強蔵と呼ぶのだそうだ。いまの言葉で言うと、肉食系のなかの猛獣レベルと云えるか。
つよ‐ぞう〔‐ザウ〕【強蔵】
読み方:つよぞう
精力の強い男を人名になぞらえた語。
「いかな—も乱れ姿になって」〈浮・一代男・六〉
【べらぼう】瀬川、大人気で多忙も「過労が心配」 “強蔵”相手にネット同情「憔悴やばすぎる」
2/25(火) 10:31配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8cb1d645fcb205027c675760f6a8de9ef7f8017
NHK大河ドラマは、時代背景を忠実に再現しているようです。
赤線・青線・小料理店
赤線・青線があったところに売春防止法が施行されるあたり、公娼窟や私娼窟では、業態を変えて、小料理店に鞍替えしたらしい。どこでも同じような事がおこなわれたのだろう。
岐阜ならば、危険であるため、遊郭のあった西柳ケ瀬には、近寄らないように指導されます。
名古屋市にもどうようなことがあったようです。全国どこにでもあることだとおもわれます。
近代名古屋市域における売春営業の変遷と分布
https://kihtty.org/wp-content/uploads/2022/03/an01_04_05-32-2.pdf
▪️東海遊里史研究 (第3号) 単行本 – 2023/4/20 東海遊里史研究会 (著, 編集)
https://amzn.to/41jjw0g

▪️名古屋の昭和 (昭和シリーズ) 大型本 – 2015/7/16 名古屋歴史教育研究会 (著),
『名古屋の昭和』刊行委員会 (編集) https://amzn.to/4gRtdYA

▪️知られざる御器所村 古墳・野仏の因縁 https://amzn.to/4b2medL
▪️秘蔵写真館 昭和瑞穂天白編 名古屋いまむかしシリーズ2 1993年 郷土出版社
https://amzn.to/4k4jjW3
いまでは風俗店?
いまでは、遊郭があったところにソープランドがある。岐阜ならば、JR岐阜駅の南側にある金津園と呼ばれるソープランド街を指す。
遊郭がソープランドを示すならば、いまの風俗店は、店舗だけでなく、派遣型 デリバリーまである。業態が異なるファッションヘルスや風俗エステまである。
リラクゼーションエステ店は、風俗店ではなくて超健全店。鼠径部も施術しないし、料金も後払い。
つまり、ホワイト店。
メンズエステ店には、ホワイトに近いグレーゾーンのグレー店とほとんど風俗店に近い違法店と呼ばれれるブラック店に分かれて呼ぶそうだ。
メディア
NHK大河ドラマ べらぼうは、江戸時代のメディア王の話ですが・・・
いまはどうなのだろうか?
フジテレビの問題も取りざたされています。詳しくは知りませんが、フジ・メディア・ホールディングスは不動産収入がほとんどで、フジテレビがどうしようが全く微動だにしないそうだ。
いまのメディアは、忘八? どうなんでしょうか。わかりません。
コメント