教育七五三は死語

時事
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七五三教育

 高校で7割・中学で5割・小学校で3割が、学校の授業の理解に何がしかの困難がある状態になってしまっていると言う意味のようです。2008年発行の新書があります。
瀧井 宏臣 氏の「教育七五三」の現場から-高校で7割・中学で5割・小学校で3割が落ちこぼれ (祥伝社新書) 新書 – 2008/6/26 https://amzn.to/3MPQkXI

 ですが・・・進学率を見ると、そうではない。いまや大学等の進学率は60%近い。
高等教育機関への入学状況(過年度高卒者等を含む)の推移 EXCEL PDF
からグラフ化したものですが、1974年の32.2%が男性・女性ともに大学等への現役進学率が同じですがそれ以降、女性のほうが進学率は男性よりも高くなっております。

いまや60%の進学率ですので、教育七五三はデータから見れば成立はしません。
かつては、七五三教育とも教育七五三とも言われてきておりますが、現在では死語でしかないと判断すべきではないでしょうか。

大学院進学は?

 下記の書籍にあるように1限目の授業で前列の1~3列目に陣取って、授業を受ける学生は大抵、大学院まで進学するという認識でいます。真ん中よりも後ろは、どうなんでしょうか。
先生、どうか皆の前でほめないで下さい: いい子症候群の若者たち
金間 大介 (著)
単行本 https://amzn.to/3BbiSUL
Kindle版 https://amzn.to/41rbFdU

 4年生大学の学部を卒業と企業に就職し、社会人となってから何年かして、大学院に入学し直し、学究者になるという変わり者も少なからずいます。国会議員・地方議員と同様に大学の先生となるので、漢字の”君”の呼称となります。ひらがなの”くん”呼ばわりはできません。
 個人の価値観となるので、他人がとやかく言うものではありません。どんなに大企業であろうとバブル崩壊やリーマンショックや新型コロナ不況などの不況となると倒産やリストラなど、憂き目に遭ってしまいます。それよりも大学の先生となったほうが、雇用としては安定していますから安心です。

下記の統計データを参照願います。
I-5-1図 学校種類別進学率の推移
https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r03/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-05-01.html
-5-3図 大学(学部)及び大学院(修士課程)学生に占める女子学生の割合(専攻分野別,令和2(2020)年度)
https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r03/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-05-03.html

大企業ほど女性を重用

 従業員数1,001人以上の大企業ほど女性を重用しているように見受けます。但し、女性管理職が少ないのは、諸般の事情によるものなので、簡単な問題ではなさそうです。中小零細企業はどうなんだろうか。統計データを見ていないので、なんとも言えません

SGDsキャンペーン

メディアがSGDsキャンペーンをやっているようですが、メディア関係者自体どうなんだろうか?
他人のこと言えるのか?どうなんだ!と疑われるのでは?旧態依然の古いままでは? 65歳以上の高齢者が幅を利かせていては、どうしようもないのではないでしょうか?”老害”と言われる状況ではないでしょうか。
新しい時代をつくるのは、Z世代やアルファ世代です。いまは、Y世代が主役です。

統計データも重要

統計データだけではわからないことも少なくありません。しかしながら、統計データを無視するわけにはいきません。統計データや客観的な事実や論拠もなしにあーでもないこうでもないと言うのは

『それは、あなたの感想ですよね!』もしくは『それは、あなたの妄想ですよね!』

と言われて、一蹴されてお終い。

それよりも
『認知症になっていないか、脳神経外科を受診して頭部MRI画像診断受けてきたらどうですか?』
と忠告したほうがよろしいのではないでしょうか。


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