クリティカル・オーディエンス

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 クリティカル・オーディエンス(Critical Audience:批判的な視聴者、皮肉な視聴者)というタイトルの書籍もあり、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所和文紀要『メディア・コミュニケーション』に視聴者のメディア批判を社会心理学の立場から研究した結果が示されている。
http://www.mediacom.keio.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2021/04/13_Lee-Kwangho.pdf

敵対的メディア認知およびメディアシニズム

 テレビのモーニングショーやワイドショー等のメディアが客観か?と聞かれたら、『主観でしかない。メディアで働くひとびとの主観でしかない。』と応えるしかない。理由は、ある国際政治学者が抗議のなかでも云っています。教科書でも述べています。確かに自分とは対立する意見も述べることがある。根拠もないことを述べていたことも知られている。
 マスコミでなくて、『マスゴミ』とYoutubeやTwitterでもよく見かけます。二次情報を元にしているからだとも云われる。SNSも偏向していることが少なくないようです。ネット上の話題は、玉石混交なので事実と虚偽が織り交ざっており、判断が難しいのも当然です。
 メディアシニズム:メディアに対して冷笑・無視留守態度、冷笑主義

海外メディアの指摘

 昨日くらいから頻繁にジャニー喜多川氏の性加害に関する話題が取りざたされているが、元々は20年以上前に週刊文春が取り上げ、裁判にまでなったが、他のメディアは無視された話題です。
BBCが指摘されたことにより、大きく日本のメディアが取り上げるようになったそうだ。
【BBCの記事】
ジャニーズ事務所会見、藤島社長が辞任 ジャニー喜多川氏の性加害認める
2023年9月7日
https://www.bbc.com/japanese/66739357

Youtubeの動画は、年齢制限がかけられております。ログイン後に視聴可能となっております。52分29秒の動画です。長い動画ですが、時間があれば観ておいた方がよろしいかと存じます。
BBCドキュメンタリー「J-POPの捕食者:秘められたスキャンダル」【日本語字幕つき】
https://youtu.be/zaTV5D3kvqE?si=wfH5hyA9JM_A0q0N


ニュースのキャスターやコメンテーターがいまさらながら、コメントしていますが、
『いままで、無視していたのに、見て見ぬふりをしていたのによく言えるな』
『見ざる・聞かざる・言わざるを通してきていたのに海外メディアから指摘されたら、手のひらを反すのか。全く信用できない。』
『てぇへんだ!てぇへんだ!と知ったかぶりしてよく言えるものだ。』
などと皮肉を言うか冷笑するしかない。

主観でしかないメディアに対して

 主観でしかないメディアに対して、どうすれば良いのか?
ある国際政治学者は、下記のようなことを云いました。
『星の王子様に出てくるキツネが言うように「真実は目に見えない。大切な事は見えないものだ」
知識をもって対応するしかない』
 一般大衆は知らないとわかっているから、嘘でも事実のように言えば拡散するから、フェイクニュースも儲かる。それには、学識有識者の知見を頼るなり、多角的な見方が必要となります。
知識をもって対応するしかないようだ。デマに踊らされないようにしないといけない。

 メディアに対して、敵対的な態度を取るのは当然のことです。できるかぎり、多角的な見方をしたほうが良いのではないでしょうか。今回の問題だけでなく、他の問題でも海外メディアの見方も参考にされたら良いのではないだろうか。
 BBC NEWS JAPAN : https://www.bbc.com/japanese

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