学校では教えてくれない~国史~

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国史

 古事記や日本書紀は学校では教えてはもらえなかった。強いて言えば、小学校1年生の頃、担任の先生が古事記の地上がまだまだどろどろの状態で、国造りのところのさわりだけを教えてもらったくらいだ。記憶が定かではないので、いつの頃だったか夜7時以降だったか車を運転中、ZIP-FM 77.8のナビゲーターが古事記の内容を語っていた。確か小林拓一郎さんがナビゲーターだったような覚えがある。そのくらいしかない。
 右巻きのひとが書いた中学校の日本史(国史と呼んでいる。国語を日本語と呼ばないのと同じ)教科書が来年4月から私立中学2校で採用された教科書と同じ人が書いた現代語訳の古事記を購入し、読み始めた。古事記や日本書紀は学校では教えてはもらえなかった。強いて言えば、小学校1年生の頃、担任の先生が古事記の地上がまだまだどろどろの状態で、国造りのところのさわりだけを教えてもらったくらいだ。記憶が定かではないので、いつの頃だったか夜7時以降だったか車を運転中、ZIP-FM 77.8のナビゲーターが古事記の内容を語っていた。確か小林拓一郎さんがナビゲーターだったような覚えがある。そのくらいしかない。 右巻きのひとが書いた中学校の日本史(国史と呼んでいる。国語を日本語と呼ばないのと同じ)教科書が来年4月から私立中学2校で採用された教科書と同じ人が書いた現代語訳の古事記を購入し、読み始めた。


 この国史教科書、古代のところに古事記の内容が書かれている。めったにお目にかかれない内容だ。
読んでいくと教科書だけでなく、他の資料も読み込まないとわからない。一般のおとなでもかなり、むずかしいのではないだろうか。内容はむずかしいことを詳しく書いてあります。
国史教科書 第7版 検定合格 市販版 中学校社会用 単行本

現代語古事記 決定版 [ 竹田恒泰 ]


古事記や日本書紀を学校で教えなくなったのは、戦後、GHQの占領政策と聞き及んでいる。どこの国であろうとどの民族であろうと、神話があるのは当然である。ギリシャ神話・ローマ神話などなど世界各地にある。ただ、ナチズムのように一流民族二流民族等優劣をつけ、ジェノサイドにつながると考えられたようだ。

国生み神話

文献資料『古事記』国生み神話(現代語訳、部分要約)
 この世の初めに高天原(天上世界) たかまのはら(てんじょうせかい)かに成った神は、天之御中主神あめのみなかぬしのかみでした。しかし、この神はすぐに姿をお隠しになりました。その後、まもなく高御産巣日神たかみむすひのかみ神御産巣日神かむむすひのかみが成りましたが、同じようにお隠しになりました。
 このとき、大地はまだ若く、水に浮くあぶらのようで、海月くらげのように漂っていて、しっかりと固まっていませんでした。ところが、あしの芽のように伸びてきたものから、宇摩志阿斯訶備比古遅神うましあしかびびこちのかみ天之常立神あめのとこたちのかみが成り、また姿をお隠しになります。これまでに成った五柱(神は「ひとり、ふたり」ではなく、「一柱、二柱ひとはしら、ふたはしら」と数える)の神は、別天神ことあまつかみと申し上げます。(宇宙が誕生した早い時期に成った特別の神という意味)。
 その後、国之常立神くにのとこたちのかみ豊雲野神とよくもののかみが成り、姿をお隠しになりました。宇比地邇神うひじにのかみと妻の須比智邇神すひぢにのかみを始め、五対ごついの神(男神おがみ女神めがみで一対)が成りました。そのうち、最後に成ったのが伊邪那岐神いざなきのかみと妻の伊耶那美神いざなみのかみです。国之常立神から伊邪那岐神と伊耶那美神までの七代ななよの神を神代七代かみよのななよと申し上げます。
 神々は、伊邪那岐神と伊耶那美神に、下界げかいの海をお指し示しになり「この漂っている国を固めて治めなさい」と命ぜられました。二柱の神は、天空てんくうに浮いてかかる天浮橋あめのうきはしからほこを下ろし、海水を「こおろ、こおろ」とらして矛を引き上げました。すると、その先から海水がしたたり落ち、塩が固まって島ができました。これが淤能碁呂島おのごろしまです。二柱の神はこの島に降り立ちました。(中略)
 そして、二柱の神が夫婦ふうふとなると、次々と立派な国が生まれました。一番初めに生まれた島は、淡路島あわじしま兵庫県ひょうごけん)、続けて四国しこく隠岐諸島おきしょとう島根県しまねけん)、九州きゅうしゅう壱岐島いきのしま長崎県ながさきけん)、対馬つしま長崎県ながさきけn)、佐渡島さどがしま新潟県にいがたけん)、そして本州ほんしゅう(特に畿内きないを中心とする地域)が生まれました。このように、八つの島が先に生まれたことで、我が国のことを大八島国おおやしまのくにというのです。
 二柱の神は高天原にお帰りになるときに、さらに六つの小さい島をお生みになりました。このようにして二柱の神は「国生み」を終えました。

考えよう

 「国生み神話」は何を伝えようとしているのだろう?

国史教科書 第7版 検定合格 市販版 中学校社会用 単行本P.20~21を引用しました。中学の日本史(国史)の教科書の内容です。現代語古事記 決定版 [ 竹田恒泰 ]のP.16~25までの内容の要約です。

どのような回答が得られるだろうか?

1.日本は神がお創りになった神国であること
 神州日本と呼ばれていたことからもいえるように神の国である。と伝えている。その子孫である天皇家が治める国であると古代の大和朝廷の正当性を伝えている。

2.国の成り立ちを伝えている
 神話のかたちをとって、国の成り立ちを伝えている。古代のひとびとにプレートテクトニクスなど、現在の地球物理学的な内容をそのまま教えることはできなかった。いま現在の地質学的には、日本列島は、プレートの衝突や沈み込みによる地殻変動、火山活動、侵食・堆積の繰り返しによって形成されました。これらのダイナミックな地質学的プロセスの結果とされている。

3.はじめは沖縄と北海道が含まれない国
 日本はもともと北海道と沖縄は含まれていないことを伝えている。

 おとなでも回答に窮するような問いがなされています。国史教科書だけではわからない。文献資料を読み込まないと授業中に回答できないと考えます。



 いままでは、学校では教えてもらえない内容です。来年4月から私立中学2校で採用された教科書ですから、この国史教科書を採用された中学校ではこの内容を教えてもらえることができるようです。
 

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