統一地方選挙2023 地上戦と空中戦

時事
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三バン

 「ジバン(地盤)、カンバン(看板)、カバン(鞄)」の3つのバンがないと政治家にはなれないと聞いています。岐阜市議会議員選挙は、定数 38に対し、立候補者が53なので、およそ1.4倍の倍率です。現職:35人、新人:18人が立候補しています。
 選挙カーで朝から選挙区をまわり、うぐいす嬢による候補者名の連呼と投票のお願いのアナウンスを流すのは、選挙でいう『地上戦』です。
 SNSや候補者の公式サイトやYoutubeチャネルは、電波を使っているので、『空中戦』と呼ばれます。

 一般市民から、漢字の君と呼ばれる市議会議員になるには、なにかとハードルがあろうかと思います。カバン(鞄)の資金力も問題となるかもしれません。新人候補のなかには現在の名古屋市長の選挙運動のように”庶民派”を訴えるため、選挙カーを使わず、自転車で候補者本人が選挙区で支持をお願いして回る方もおられます。選挙カーのスピーカーの音で幼い子の昼寝の妨げはしないため、自転車で回っているそうです。地上戦のやり方も変わってきているようです。

 地元の校区(学区)であれば、自転車でもよろしいかと思いますが、中核都市といわれる岐阜市もそれほど狭いわけではない。自転車をクルマに持ち込み、そこから自転車で回るのかもしれません。

トンネルを抜けても同じ市内

 岐阜市南東部から道156号線~77号線~うかい大橋を渡って、北東部へ行く場合、うかい大橋の前までにトンネルを2つ、うかい大橋を渡ってからトンネルを3つ、計:トンネルを5つくぐらなくては、目的に着かない。 同じ岐阜市内なのに・・・
 『トンネルを抜けるとそこは雪国だった』のような別世界へいくようなことを言ってますが、同じ市内となります。

 他所の地域の方が聞いたら、どのように認識するだろうか?

 岐阜市内には低山しかありませんが、長良川よりも北と南とでは大違いなので、そのためには橋だけでなく、その手前にはトンネルもある。そうしないと目的地へはいけない。クルマなしの生活は考えられません。近所の一戸建て新築の家の方もクルマ2台分と小さな庭を確保して、太陽光パネルを屋根に設置しているのをよく見かけます。

 同じ岐阜市内でも夜間、懐中電灯がないと歩けないような街灯のない周りは田畑ばかりのところもあれば、懐中電灯がなくても歩くことのできる市街地もあります。どちらも岐阜市内です。

道路網の整備も良いですが鉄道も

 かなり前ですが、衆議院議員の立候補者(国務大臣経験者)が選挙のときに、高山本線の複線化や電化を訴えていたことを覚えています。いまでは、衆議院議員立候補者も県議会議員立候補者も市議会議員立候補者もその件は何もいいません。
 いま、選挙で訴えている問題としては、名鉄高架化の早期実現を訴えているくらいです。開かずの踏切が何か所かあります。

公報だけでなく立候補者のサイトも

 選挙公報だけでなく、立候補者のSNS(InstagramやTwitterおよびAmebaブログ等)、公式サイトを見るだけでも、候補者の人となりが少しはうかがい知ることができるのではないでしょうか。
 そちらは、お金がかかりません。(地上戦と比べれば、人件費も少なくて済むはずです)

 新人立候補者のなかには、コミュニティFMでパーソナリティを10年務めた方や教員だった方も多種多様な方々が立候補されているようです。

選挙カーでの街頭宣伝は少ない

 選挙カーでの街頭宣伝が少ないので助かっている。ガソリン代も価格が上がっていますから、余程、資金力がないとできないのではないでしょうか。

地元の校区(学区)だけでなく

岐阜市全体を見て、判断できるような候補者がよろしいのではないでしょうか。
 誰に投票するかは、有権者の判断に委ねられています。自分の校区だけ良ければ良いわけではない。どうせなら、自分の校区(学区)の立候補者に投票しよう!
としても、同じ校区(学区)に複数の立候補者がいたらなば、より自宅に近いひとを選ぶという選択もあり得るか。

誰に投票するかの判断の1視点になるのではないでしょうか。

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