大数の法則(Law of Large Numbers)

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確率に関して

 確率は、ギャンブルから生まれたような事が言われている。時代劇で、賭場におけるサイコロ2つをを壺の中に入れて、床に落としたときのサイコロ2つの出た目の和が偶数(丁)か奇数(半)かを賭けるギャンブルが出てきます。元締めが儲かる仕組みですが、飲む(酒)・打つ(賭け事)・買う(色事)の打つにはまってしまうストーリーは良く見かけます。
サイコロ1の出る目は、1~6。サイコロ2の出る目も1~6であるので、組み合わせは、6×6=36通り。その和は偶数が18通り、奇数が18通り。どちらも確率(理論値)は1/2となっています。参照:丁半の組み合わせ一覧 大数の法則によります。

数多く振れば理論値に近づくので、必ずしも確率が1/2とはなりません。サイコロに細工などをしてイカサマをすれば、異なる結果となります。
 Pythonで理論値に近づくのはどのくらいかをシミュレートしてみました。3,000回以上ならば、理論値に近似するようです。Python3.12(Win10)で実行した結果です。
ソースコードは、こちらです。Daisuu.py
※Pythonパッケージインストールに際し、福山大学の研究室のサイトに詳しいことが記述されており、スムーズにインストールが完了しました。https://www.kkaneko.jp/tools/win/python39.html 
Python3.10が良いとされていますが、最新版の3.12をインストール後に見つけたサイトです。他にも参考になる記事が書かれています。AIなど参考になさってはいかがでしょうか。

専門の参考書の中に記述されている”大数の法則”を見てもよくわかりません。
なぜ買ったのか、いまではわかりません。若気の至りだったとしか云えません。

岩波数学辞典 https://amzn.to/4gfYYvl 第3版の該当箇所

 大数の法則に関しては、中学数学でも学習します。ただ単に黒板で数式を教えるだけのようなつまらない授業だけでなくて、碁石を白5個、黒1個を袋に入れて、数人で無作為に1個を取り出すことを繰り返す作業を行い。白が5/6、黒が1/6の確率となるのかを試すような”体感”ができる授業が行われているはずです。中学の数学を教える方は、机上だけでなくて、生徒に実感できるようにしているはずです。いまでは、タブレットを使ったシミュ―レーションもしていると云った方が正しいのでは?

碁石を白n個、黒m個を袋に入れて、無作為に1個を取り出すシミュレーションも試してみました。
ソースコードは、こちらです。GoiShiGraph.py
n,mは任意の数。コマンドラインでは下記のように指定して実行
例:白5個、黒3個 試行回数10,000回
C:\Temp> py GoishiGraph.py 5 3 10000

結果

下記の書籍でも大数の法則は最初に出てきます。
はじめての統計学 レジの行列が早く進むのは、どっち!? 単行本(ソフトカバー) – 2021/2/10
https://amzn.to/4g14XDQ

大数の法則~実行例の詳細例は、こちら 下記の書籍でも大数の法則は最初に出てきます。
はじめての統計学 レジの行列が早く進むのは、どっち!? 単行本(ソフトカバー) – 2021/2/10
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実行例の詳細例は、こちら 大数の法則~実行例~ を確認してください。※2024.9.24追記

このひともギャンブル依存症では

 いま、日本国内でギャンブルで稼ごうと思ったら、何が良いのか?
1.競馬
2.競輪
3.競艇(ボート)
4.オートバイ
5.宝くじ
6.ロト
7.パチンコ・パチスロ
 詳しくは知りませんが、1~6はあてにならないので7のパチンコ・パチスロは攻略法を情報提供企業:梁山泊などから教えてもらい実行すれば、稼げると聞いています。
 そういう人は、ギャンブルで稼ぐのが仕事なので、攻略法を仕入れて、支度金を準備し、パチンコやパチスロを実行する。
『稼ぐためにパチンコ・パチスロをやっているのだから、ストレス解消や趣味ではない』
『損をしてはいない。家計を苦しめるわけでなく助けているのだから良いんだ』
と反論されそうです。確かにそうですが、パチンコ・パチスロをやらずにはいられないのは事実なのでないでしょうか。やはり、依存症を疑われてもやむを得ないのでは?

Re-Learning(再学習)

『ひとは考える葦である。』とはパスカルが言った言葉ですが、こうも云えます。
『ひとは忘れるものである。』
残念ながら、中学数学レベルであろうと日常生活で使っていないと忘れてしまっています。
忘れてしまうのはやむを得ない。専門書の説明を見ても今ではさっぱりわからない。再学習をする必要がありましたので、公立図書館へ行ってわかりやすい参考書籍を借りました。
[1] 例題で学ぶ初歩からの統計学 単行本 – 2009/1/1
  白砂 堤津耶 (著) https://amzn.to/4dGhfjv
[2] 確率がわかる (ファーストブック) 単行本(ソフトカバー) – 2017/3/8
  小泉 力一 (著) https://amzn.to/3AFXFFz
[3] はじめての確率論 単行本 – 2011/6/29
  小杉 のぶ子 (著), 久保 幹雄 (著) https://amzn.to/3X1Zzb1
Youtubeで”大数の法則”で検索すれば、教育系Youtuberのチャネルが数多く見つかりますので、わかりやすいチェネルを見るのもわかりやすいかと存じます。

元締めが儲かる仕組みなのだから、ギャンブルはやらないほうが身のためです。数学を専門としている方や数学に明るい方は、宝くじやギャンブルはしません。

      ギャンブルで稼ぐ  ーーー> 邪道でしかない

そういうひととは関わらないのが無難です。

『ギャンブルしている暇があるなら、もっとましな稼ぐ方法を探してやればいいだろ!
本業をおろそかにせずにしっかりやったほうがいいだろ!』


と云いたいです。

※ギャンブルで稼ぐ
 「攻略法を情報提供会社から購入し、元を取り、収益を上げるとなると、パチンコやパチスロをやる際、元金の分は必ず稼がなければならない。」という強迫観念めいたものがある。新台入れ替えされる前に元手より多い利益を出さなくてはならない。当然、パチンコやパチスロをやらざるを得ない、やらずにいられない状況となる。誰もが、ギャンブル依存症になるリスクが高いと言わざるを得ません。
 本業に役に立つでしょうか? 役立たないのでは?
パチンコやパチスロの攻略法を得たところで、何の役に立つのだろう。ギャンブルで稼ぐことには違いない。他に役に立つとは思えない。

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