FOMO~脳過労~スマホ依存~スマホ認知症
現在、日本ではFOMO(フォーモー:Fear of Missing Out)と呼ばれる状態になっている人が増えているそうです。FOMOとは、取り残されることへの恐れ。ネットニュースやソーシャルメディアなどを介して受け取る膨大な量の情報に、常に接していないと不安になること。
FOMOと言わなくても依然から、
『周囲に合わせておく、空気を読まないといけない。』
『異端となったら、村八分とされて、生きていけない。』
『ご近所のひとと同じようにしておけば、やっていける。ムラ社会だからしょうがない。』
「なぜ、スマホに頼るのか?」の問いには、
『FOMOだから』よりも『他者依存しているから』が適切な回答ではないだろうか。
社会学の書籍には、『他者依存』が取り挙げられている。
「みんなと同じだと安心。仲間外れにならなければ良い。」
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「いじめを見かけても、いじめられているのは、自分じゃないから。違ったことを言ったり、行動すると、自分がいじめられる。周囲のひとと同じようにしておこう。」
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防衛機制のひとつですが、周囲に合わせておけばそれでよい。
間違っていたとしても周囲に合わせていればよい。
世の中の変動が激しい現在、取り残されてはならないから、FOMOとなる。簡単に新しい情報を得るには、スマホがカンタン。
情報洪水のような情報過多となり、脳過労状態からスマホ依存となり、やがてはスマホ認知症。
1日100人以上の患者を診ている脳神経外科医は、依存症のスマホ依存の患者まで診ておられるようだ。
併設している心療内科医に診てもらったほうが良いケースもあるかもしれない。
スマホ依存やスマホ認知症は生活習慣病
スマホ認知症やスマホ依存症は、生活習慣を改善すれば、良くなるそうだ。
スマホに依存 → 周囲に合わせることで安堵 → 他者依存
スマホなくても生活できるのだから、スマホ使用する時間を減らせば良い。多様性を尊重して行けばよい世の中に変わってきている。他人の目を気にし過ぎなくてよいのではないでしょうか。
ボーと生きてんじゃねぇーよ
チコちゃんに叱られる!ではないですが、ボーと生きているわけでなく、情報洪水のような情報過多なので、整理がつかず、脳過労しているから答えられないそうだ。
処方箋はこの書籍に書かれている
参考書籍
ネオリベラリズムの精神分析―なぜ伝統や文化が求められるのか (光文社新書)
この社会で働くのはなぜ苦しいのか 単行本
新型コロナウイルスが人間社会へ残した禍根-渦中に見いだされたセレンディピティとコロナ世代の可塑性- 単行本(ソフトカバー)